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地獄のミサワ級のウザさ!ガンダムシリーズのお約束「ウザ&ヘタレキャラ」たち

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―本誌ライターの小山内さんによる、コラム「オタク学」。「オタク的な分野×社会学」というテーマのコラム。第28回目です。―

「俺ってそんなに寝てないイメージあるー? それどこ情報ー? どこ情報よー?」

『ジャンプスクエア』連載中の『カッコカワイイ宣言!』の作者として知られる漫画家・地獄のミサワさんは、上記のような強烈な「ウザさ」を持ちながらもシュールで笑えるギャグに定評がある。

ガンダムの登場人物に、その地獄のミサワさんの台詞のパロディをしゃべらせるスレッドが話題になっている。

パロディーのセリフは次のようなものが挙げられていた。

「あ、今爪噛んでた?完全に無意識だったわ(『Zガンダム』のカミーユ)」

「キング・オブ・ハートやってない自分っていうのは、ちょっと想像できないかな(『Gガンダム』のドモン)」

上記はいずれも、ガンダムの主人公キャラに地獄のミサワさんの台詞を一部改変して言わせてみたものだが、彼らよりももっとこういう台詞が似合いそうなのが、シリーズで「影の恒例」となっている「ウザキャラ」「ヘタレキャラ」たちだ。

■2chではなぜか炒飯料理人になってしまったディアッカ 「801ちゃん」も萌える

代表的なのが、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、ディアッカ・エルスマンだ。彼は元々敵国のコロニーに潜入、ガンダム強奪を命じられるほどのエリートパイロットだった。だが「SEED」は敵も味方も美少年・美少女揃いだったため、彼は出番が少なく地味な脇役に徹さざるを得なかった。

彼が一躍注目を浴びたのは、敵である主人公側の戦艦に投降した後、軽率な発言でオペレーター(元民間人)の少女に、フォークで殺されそうになってからだ。雑誌などに掲載された初期設定では「狡猾で残忍」な性格だとされていたが、実は「迂闊で残念」だったことが判明した。

他にも「グゥレイト!」というかっこ悪い口癖もあり、特に2ちゃんねるなどで「ネタキャラとして人気が沸騰。ガンダムの話題を専門に扱う「新シャア専門板」では、ディアッカは散々からかいの対象となり、なぜか「得意料理は炒飯」という根拠の無い新設定まで勝手につけられしまった。

なお、ウェブを発端とする人気漫画『となりの801ちゃん』のヒロイン、801ちゃんもディアッカ萌えである。ヘタレっぷりがたまらないらしい。

■名前からして既にネタのコーラサワーは「対ガンダム戦不死身」の戦績

ディアッカのようなキャラの源流は、『機動戦士Zガンダム』第一話でいきなり主人公・カミーユに殴られたエリート軍人、ジェリド・メサ中尉にあるのかもしれない。彼は次々と新しいモビルスーツに乗り換えるも、ことごとく恋人や戦友をカミーユに討ち取られ、最終的にはやっぱり撃墜され死亡してしまう。

最近の『機動戦士ガンダム00』での「ヘタレキャラ」「ウザキャラ」は、パトリック・コーラサワーだ。一話目から世界中の人間の観ている前で、主人公・刹那のガンダムエクシアによって機体をぶっ壊される(中にいたコーラサワー自身は無事)。

その後もことごとくガンダムに挑んでいって負けて帰ってくるのだが、機体を撃破されても自身はなぜか無傷で、生還率が100%のため、「不死身のコーラサワー」と呼ばれるようになった(軍内でのあてつけなのだが、本人は賞賛されていると勘違い)。

最終的には思いを寄せていた女上司と結婚し「不死身のコーラサワー」は「幸せのコーラサワー」となる。コーラがディアッカほどの話題性を得ることは出来なかったのは、ちょっとネタキャラとしては作り方があざとすぎるからかもしれない。だって名前の時点で「コーラサワー」なのだから。

*画像:Amazon

(小山内)

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(参考リンク)
地獄のミサワ風ガンダム

小山内 聡(おさない そう)
漫画とアニメとゲームが好きで軍事オタクの文系大学生。趣味はノンフィクションを読むこと。はてなダイアリー『日の丸海賊団』で書評を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/kurohige-ossadot/
ツイッターはこちら↓
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